目隠しの姫君


あたしが誰かを想って泣くなんて


自分でも想像してなかった。


予想外の気持ちに


あたしはパンクしそうで。




膨らんだ想いは



どこへたどり着くんだろう。



風船のように、行き先なく飛んで。

いつの間にか見えなくなってしまうんだろうか…



行き場のない想いだってわかってる。



ごめんね。


伝えてあげる事が出来なくて。


ごめんね…


あたしの慎への気持ち。












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