目隠しの姫君
変わるとすれば
どんどん強くなっていく
“好き”で。
心に溜め込むには多すぎて。
だから
時々、声に出して伝えるんだ。
もう想いに目隠しなんてしないから
ちゃんと受け止めてよ?
「あ。ねー、今日の帰りクレープ食べにいこっ♪」
「清…まだ1時間目なんすけど…」
もう帰りの話?って顔をしてる。
「…しゃーねぇな(笑)」
些細な先の未来にも、
慎がいる事がすごく幸せで。
あたし達は
再び手を繋いで歩きだした。
大好きだよ。慎。
ずっと……
END