ブルーガーネットな恋 ~エリート上司は激愛を隠して部下に近づく~
「来月こっちに来る用事があるから、そのときでもいい?」
「もちろんでございます」
柚花は答え、伝票に連絡先を書いてもらい、控えを渡す。
「ご来店ありがとうございました」
立ち去る二人に深々と頭を下げ、見送る。
二人が見えなくなってから、柚花は萌美に言う。
「とりあえずは伝票で対応しましょう」
「はあい」
めんどくさそうに萌美は返事をした。
柚花はすぐに京吾に電話で連絡を入れ、ケースが見当たらないこと、伝票で対応中であることを伝えた。
彼はすぐに行くと答えて電話を切った。
出勤した京吾を見るなり、柚花は頭を下げた。
「申し訳ございません! 私の管理が悪くて……」
「謝るのはあとだ。とにかく一緒に探そう。柴原さん、しばらく一人で対応できる?」
「嫌です、お客様に責任者を出せって言われたときにいてくださらないと困ります、お店にいてくださいよう」
「……わかった。じゃあ俺が店に残るから、君も探しに行ってきて」
「ええええええ?」
「とにかく私は探しに行きます」
抗議の声を上げる萌美を横目に、柚花は小走りで店を出た。
「もちろんでございます」
柚花は答え、伝票に連絡先を書いてもらい、控えを渡す。
「ご来店ありがとうございました」
立ち去る二人に深々と頭を下げ、見送る。
二人が見えなくなってから、柚花は萌美に言う。
「とりあえずは伝票で対応しましょう」
「はあい」
めんどくさそうに萌美は返事をした。
柚花はすぐに京吾に電話で連絡を入れ、ケースが見当たらないこと、伝票で対応中であることを伝えた。
彼はすぐに行くと答えて電話を切った。
出勤した京吾を見るなり、柚花は頭を下げた。
「申し訳ございません! 私の管理が悪くて……」
「謝るのはあとだ。とにかく一緒に探そう。柴原さん、しばらく一人で対応できる?」
「嫌です、お客様に責任者を出せって言われたときにいてくださらないと困ります、お店にいてくださいよう」
「……わかった。じゃあ俺が店に残るから、君も探しに行ってきて」
「ええええええ?」
「とにかく私は探しに行きます」
抗議の声を上げる萌美を横目に、柚花は小走りで店を出た。