ブルーガーネットな恋 ~エリート上司は激愛を隠して部下に近づく~
「キャンペーンのジュエリーケースを持っていったのは柴原さんでした。柚花さんを困らせようとしたそうです」
京吾の言葉に、柚花は絶句した。
「柴原支配人に相談して防犯カメラを確認しました。そしたら彼女がもっていく姿があったというわけです」
「本当に申し訳ない。なんとお詫びしていいか」
「ちょっといたずらしただけじゃない。そんなに怒ることじゃないわ」
萌美の言葉に、柚花の頭にカッと血が昇る。が、すんでのところで怒鳴るのをこらえた。
「申し訳ございません。私の監督不行き届きです」
ぐっとこらえて謝る。と萌美は目を輝かせた。
「そうよ、深雪山さんがしっかりしてないのがいけないんだわ」
「お前は黙れ!」
進に怒鳴られ、萌美はムッと口をとがらせて立ち上がった。
「謝ったんだからもういいわよね」
萌美はさっとドアに向かい、部屋を出て行く。
「待ちなさい!」
進が追おうとするのを、京吾は手で制した。
「あとはこちらで。当店の従業員のことですから」
「うちの姪が、本当に申し訳ない」
深々と頭を下げる進に、柚花と京吾も頭を下げ返した。
京吾の言葉に、柚花は絶句した。
「柴原支配人に相談して防犯カメラを確認しました。そしたら彼女がもっていく姿があったというわけです」
「本当に申し訳ない。なんとお詫びしていいか」
「ちょっといたずらしただけじゃない。そんなに怒ることじゃないわ」
萌美の言葉に、柚花の頭にカッと血が昇る。が、すんでのところで怒鳴るのをこらえた。
「申し訳ございません。私の監督不行き届きです」
ぐっとこらえて謝る。と萌美は目を輝かせた。
「そうよ、深雪山さんがしっかりしてないのがいけないんだわ」
「お前は黙れ!」
進に怒鳴られ、萌美はムッと口をとがらせて立ち上がった。
「謝ったんだからもういいわよね」
萌美はさっとドアに向かい、部屋を出て行く。
「待ちなさい!」
進が追おうとするのを、京吾は手で制した。
「あとはこちらで。当店の従業員のことですから」
「うちの姪が、本当に申し訳ない」
深々と頭を下げる進に、柚花と京吾も頭を下げ返した。