ブルーガーネットな恋 ~エリート上司は激愛を隠して部下に近づく~
「管理責任は店長が負うもので、今なら店長代理の俺の責任だ。そもそも君があの店に配属になったのは佐島さんが柴原さんの対処に困って本社に相談したからだ。君が来て柴原さんに注意をしてくれるから助かっている、と佐島さんが言っていたよ」
「本当に……?」
「ああ」
京吾の笑みに、柚花の胸が熱くなる。
同期はとっくに店長になっている。
自分だけが出遅れた感じがして気になっていた。
大型商業施設の店の副店長なら小さな店の店長より格上じゃない、と言われても、やはり「副」がつく以上は半人前な気がしていた。
ようやくこれで一人前として認めてもらえた気がする。
「それと」
京吾はポケットから一つのケースを取り出す。
青いビロードで包まれたそれはどう見ても指輪サイズのジュエリーケースだ。
「これを受け取ってほしい」
「なんですか?」
柚花は首を傾げながらそれを手に取る。
まさか、と思いながら蓋を開け、柚花は目を見はった。
「本当に……?」
「ああ」
京吾の笑みに、柚花の胸が熱くなる。
同期はとっくに店長になっている。
自分だけが出遅れた感じがして気になっていた。
大型商業施設の店の副店長なら小さな店の店長より格上じゃない、と言われても、やはり「副」がつく以上は半人前な気がしていた。
ようやくこれで一人前として認めてもらえた気がする。
「それと」
京吾はポケットから一つのケースを取り出す。
青いビロードで包まれたそれはどう見ても指輪サイズのジュエリーケースだ。
「これを受け取ってほしい」
「なんですか?」
柚花は首を傾げながらそれを手に取る。
まさか、と思いながら蓋を開け、柚花は目を見はった。