シスコンでは終われない〜俺と妹と…時々姉〜
そんなに仲良くするなよ…
世莉がヘルパーを利用し始めて、約一ヶ月が経った。
少しずつではあるが、世莉が慣れてきて、世莉の担当ヘルパーの実平とアケチとイリエには、心を開き始めていた。
そんなある火曜日――――――
時間になっても、アケチが来ない。
「あれ?
アケチさん、どうしたのかな?」
実平達三人は、必ず五分前には訪問し、遅れる場合も必ず事務所から連絡をくれている。
もう予定時間を10分も過ぎているのに、連絡もなくアケチが来てないのだ。
私のケア、嫌になっちゃったのかな?
何か、気に障ることしたかな?
それとも、事故に遭ったとか!?
様々な想像を繰り返し、あと5分待ってみて来なければ、事務所に連絡しようと考えていた。
更に10分待ったが、一向に来ない。
世莉はスマホを操作し“シアワセの花”に連絡することにした。
しかしいざ連絡しようとすると、緊張して震えが止まらなくなる。
「どうしよう……」
別に、昼ご飯を食べれなくても構わないが、アケチのことが心配だ。
本当に事故にでも遭っていれば……
世莉は咄嗟に賢雄に連絡を入れた。
『世莉?どうした?
今、ヘルパーさん来てるはずだろ?』
「にぃに!ごめんね、仕事中に」
『ううん!大丈夫!
でも、どうした?』
「アケチさんが来ないの」
『は?』
「何かあったのかな?
事故とか……
シアワセの花に連絡しようとしたんだけど、緊張して上手く話せそうになくて……」
『わかった、俺が電話する。
ちょっと待ってろ!』
一度切って、賢雄はシアワセの花に電話をかけた。
『はい、お電話ありがとうございます!
シアワセの花のクキカワです!』
「蓮上です」
『あ、蓮上さん!お世話になってます!』
「すんません。
今日、アケチさんが昼飯作ってくれる日ですよね?
まだ、来てないみたいなんだけど?」
『え!?』
「世莉が、事故に遭ったんじゃねぇかって心配してるんすよ。
すぐ確認してくれません?」
『かしこまりました!
すぐに確認して、世莉さんにかけますね!』
「あ、いや、俺にかけてくれません?
世莉、緊張して上手く話せそうにないって言ってて」
『わかりました!
すぐに、折り返します!』
少しずつではあるが、世莉が慣れてきて、世莉の担当ヘルパーの実平とアケチとイリエには、心を開き始めていた。
そんなある火曜日――――――
時間になっても、アケチが来ない。
「あれ?
アケチさん、どうしたのかな?」
実平達三人は、必ず五分前には訪問し、遅れる場合も必ず事務所から連絡をくれている。
もう予定時間を10分も過ぎているのに、連絡もなくアケチが来てないのだ。
私のケア、嫌になっちゃったのかな?
何か、気に障ることしたかな?
それとも、事故に遭ったとか!?
様々な想像を繰り返し、あと5分待ってみて来なければ、事務所に連絡しようと考えていた。
更に10分待ったが、一向に来ない。
世莉はスマホを操作し“シアワセの花”に連絡することにした。
しかしいざ連絡しようとすると、緊張して震えが止まらなくなる。
「どうしよう……」
別に、昼ご飯を食べれなくても構わないが、アケチのことが心配だ。
本当に事故にでも遭っていれば……
世莉は咄嗟に賢雄に連絡を入れた。
『世莉?どうした?
今、ヘルパーさん来てるはずだろ?』
「にぃに!ごめんね、仕事中に」
『ううん!大丈夫!
でも、どうした?』
「アケチさんが来ないの」
『は?』
「何かあったのかな?
事故とか……
シアワセの花に連絡しようとしたんだけど、緊張して上手く話せそうになくて……」
『わかった、俺が電話する。
ちょっと待ってろ!』
一度切って、賢雄はシアワセの花に電話をかけた。
『はい、お電話ありがとうございます!
シアワセの花のクキカワです!』
「蓮上です」
『あ、蓮上さん!お世話になってます!』
「すんません。
今日、アケチさんが昼飯作ってくれる日ですよね?
まだ、来てないみたいなんだけど?」
『え!?』
「世莉が、事故に遭ったんじゃねぇかって心配してるんすよ。
すぐ確認してくれません?」
『かしこまりました!
すぐに確認して、世莉さんにかけますね!』
「あ、いや、俺にかけてくれません?
世莉、緊張して上手く話せそうにないって言ってて」
『わかりました!
すぐに、折り返します!』