シスコンでは終われない〜俺と妹と…時々姉〜
「世莉。
この先の世莉の未来に、俺を一番近くにいさせて?
……………俺さ。
ずっと、俺が傍にいて世莉を守るって思ってた。
でも………
本当は…“俺自身が”世莉の傍にいたい。
いさせてほしい……!」
「うん!
にぃにの一番近くに私もいたい…!!」
「それでいつか……
―――――――」
一際大きな花火が打ち上がり、賢雄の声がかき消される。
「ん?
何?」
「………ううん!
何でもねぇ!
それにしても、今のデカかったなぁ!」
「フフ…!うん!
凄かった!」
そう言って微笑み、空を見上げる。
それでいつか……世莉の気持ちが“俺と同じ気持ちになってくれたらいいな……!”
「けんくーん、せっちゃーん!
スイカ切れたよ〜!!」
「おっ!!
世莉、行こうか!」
「うん!」
終
この先の世莉の未来に、俺を一番近くにいさせて?
……………俺さ。
ずっと、俺が傍にいて世莉を守るって思ってた。
でも………
本当は…“俺自身が”世莉の傍にいたい。
いさせてほしい……!」
「うん!
にぃにの一番近くに私もいたい…!!」
「それでいつか……
―――――――」
一際大きな花火が打ち上がり、賢雄の声がかき消される。
「ん?
何?」
「………ううん!
何でもねぇ!
それにしても、今のデカかったなぁ!」
「フフ…!うん!
凄かった!」
そう言って微笑み、空を見上げる。
それでいつか……世莉の気持ちが“俺と同じ気持ちになってくれたらいいな……!”
「けんくーん、せっちゃーん!
スイカ切れたよ〜!!」
「おっ!!
世莉、行こうか!」
「うん!」
終