140字小説・桜【完】
お土産話を大量に持って帰ってきた。
お土産話を大量に持って帰ってきた。
海外から帰ってきた君の話は楽しいものだった。
食べ物、風景、人、どれをとっても君は楽しそうに話す。
私は君の声を聞けるだけで幸せだ。
そしてぽつりと言った。
「でも、キミがいるこの国が一番だな」
笑顔で言うものだから、私の顔は真っ赤になった。
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