140字小説・桜【完】
華やげる君。

華やげる君。

地味、が第一印象だった。

結んだだけという黒髪にレンズの大きな眼鏡。ダボッとしたジーンズに大きいシャツ。

そんな君が急に煌めきだした。

顔が見えるような髪型になって眼鏡は形を変え。

スカートにふわりとしたトップス。

きみをそう変えたのが僕だったらどんなによかったか。

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