140字小説・桜【完】
私の手はいつもボロボロ。

私の手はいつもボロボロ。

炊事洗濯掃除と、自分の時間を持つことなく一日は過ぎていく。

ある日、私を嫁にしたいという人が現れた。

実家から押し付けられるように嫁いだ私の手は変わらず。

でも、ご飯を喜んで食べてくれる人との暮らしは全然違った。

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