140字小説・桜
嘘と真実を見抜く眼差し。

嘘と真実を見抜く眼差し。

そんな風に言われるほど、誰も君には嘘がつけない。

嘘がわかってしまう。

真実が見えてしまう。

建前も方便も通じない君は、どれだけ生き苦しいだろう。

誰もが言う、君は特別だと。

君は自分を普通だと思っているのに。

普通に生きることは、苦しいことだ。

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