140字小説・桜【完】
緊張し過ぎるタイプだった。

緊張し過ぎるタイプだった。

幼稚園生の頃からお遊戯会で緊張のあまり倒れて、小学生になってからはクラスの発表会で緊張して転んで保健室送りになって…。

どうにかしたいとずっと思ってきた。

でも変えられない…。

中学校では部活は絶対。半ばヤケになって演劇部に入った。世界が変わり始めた。

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