140字小説・桜【完】
音に敏感だった。

音に敏感だった。

いきなり聞こえた音にビクッとすることは一日に何十回か…。

こんな風に過ごすのは嫌だ! と思い祖父母のいり田舎へ行くことにした。

環境が合わないなら変えるしかない。

祖父母の通うデイサービスで職員を募集しているのを知ったのもある。

住む場所を選べるのはなんという贅沢か。

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