140字小説・桜【完】
冬ならではのきらめき。

冬ならではのきらめき。

星が降るように煌めき出す。

幸せそうな人がたくさんいる。

そうね、私も一人だけど辛いわけじゃない。

反抗する余地なく奪われた命。

儚く散ってしまったのはもう昔なのに。

生まれ変わってもまた逢いたいと願ってきらめきの中を生きている。

人を愛していた記憶を宝に。
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