目覚めた眠り姫は目覚めさせてくれた魔術師に恋をする
騎士は驚いたように声を上げたが、すぐに真顔に戻ってヴェルデたちにお辞儀をする。
(ヴェルデ様に婚約者ができることはそんなにも驚くことなのね……本当にヴェルデ様は今まで結婚する気がなかったんだわ)
騎士の態度を見てローラが驚いていると、ヴェルデはそっとローラに耳打ちをする。
「ローラ様、隣国から来た人間ということで今後いろいろと嫌な思いや不思議な思いをすることもあるかと思いますが、私が絶対にローラ様をお守りしますので、気にしないでくださいね」
そう言ってヴェルデは微笑んだが、その微笑みがあまりにも美しく妖艶で、ローラは思わず胸が高鳴った。
(さっきまであんなに可愛らしかったのに、こんなにも妖艶で頼もしくなるなんて、ギャップがすごすぎるわ……まだまだ底が見えないお人なのね)
胸の高鳴りが早くおさまりますように、とローラは胸の前で両手を握りしめた。
(ヴェルデ様に婚約者ができることはそんなにも驚くことなのね……本当にヴェルデ様は今まで結婚する気がなかったんだわ)
騎士の態度を見てローラが驚いていると、ヴェルデはそっとローラに耳打ちをする。
「ローラ様、隣国から来た人間ということで今後いろいろと嫌な思いや不思議な思いをすることもあるかと思いますが、私が絶対にローラ様をお守りしますので、気にしないでくださいね」
そう言ってヴェルデは微笑んだが、その微笑みがあまりにも美しく妖艶で、ローラは思わず胸が高鳴った。
(さっきまであんなに可愛らしかったのに、こんなにも妖艶で頼もしくなるなんて、ギャップがすごすぎるわ……まだまだ底が見えないお人なのね)
胸の高鳴りが早くおさまりますように、とローラは胸の前で両手を握りしめた。