目覚めた眠り姫は目覚めさせてくれた魔術師に恋をする
「まだ予想の域を出ないのですが、おそらくエルヴィン様に向けられた攻撃魔法からローラ様を守ったのが師匠の魔法だと思われます」
ヴェルデの言葉に、ローラは驚いて両目を大きく見開いた。現代に生きるヴェルデの師匠が、なぜ百年も前のローラを守ったというのだろう?あり得ないことなのではないのだろうか?
「でもなぜ師匠がローラ様を守るようなことが起こったのか、それは本人に聞いてみないとわかりません。ですので、本人に直接会って聞こうと思っているのですが、師匠は隠居しているにも関わらず忙しい身なのでなかなか会うのが難しいのです。そろそろ返事が来てもいい頃なのですが……」
そうヴェルデが言うと、窓から一羽の美しい鳥が入ってきた。艶々とした青色のその鳥は、キラキラと光を放っている。
「おや、ちょうどいいタイミングで返事が来ましたね」
ヴェルデが嬉しそうにそう言うと、その鳥は輝きを増し、突然姿が無くなり映像が映し出された。そこには一人の男性が映っている。あまり鮮明ではないのでよく見えないが、その男性を見た時、ローラはなぜか懐かしさを覚えた。
『やあ、ヴェルデ。久しいね。もらった手紙の内容はわかったよ。明後日なら時間を取れそうだ。一日家にこもっているから遊びにくるといい』
男性が言い終わると、映像は光と共に消えていった。
「今のが師匠です。よかった、ようやく会いに行けますね。これでローラ様の百年の眠りの謎も解けるかもしれません」
嬉しそうにローラの両手をとって笑うヴェルデ。だが、ローラは少し戸惑っていた。
ヴェルデの言葉に、ローラは驚いて両目を大きく見開いた。現代に生きるヴェルデの師匠が、なぜ百年も前のローラを守ったというのだろう?あり得ないことなのではないのだろうか?
「でもなぜ師匠がローラ様を守るようなことが起こったのか、それは本人に聞いてみないとわかりません。ですので、本人に直接会って聞こうと思っているのですが、師匠は隠居しているにも関わらず忙しい身なのでなかなか会うのが難しいのです。そろそろ返事が来てもいい頃なのですが……」
そうヴェルデが言うと、窓から一羽の美しい鳥が入ってきた。艶々とした青色のその鳥は、キラキラと光を放っている。
「おや、ちょうどいいタイミングで返事が来ましたね」
ヴェルデが嬉しそうにそう言うと、その鳥は輝きを増し、突然姿が無くなり映像が映し出された。そこには一人の男性が映っている。あまり鮮明ではないのでよく見えないが、その男性を見た時、ローラはなぜか懐かしさを覚えた。
『やあ、ヴェルデ。久しいね。もらった手紙の内容はわかったよ。明後日なら時間を取れそうだ。一日家にこもっているから遊びにくるといい』
男性が言い終わると、映像は光と共に消えていった。
「今のが師匠です。よかった、ようやく会いに行けますね。これでローラ様の百年の眠りの謎も解けるかもしれません」
嬉しそうにローラの両手をとって笑うヴェルデ。だが、ローラは少し戸惑っていた。