目覚めた眠り姫は目覚めさせてくれた魔術師に恋をする
「どうやら拒否権はないようですね、メイナード殿下がいらっしゃるのでぜひローラ様を連れてこいと書かれています」
「そう、ですか。わかりました。メイナード殿下がいらっしゃるのであれば、行かざるを得ませんね」
メイナードが来るのであればまだ安心できる。ローラは覚悟を決めたようにうなずき静かに微笑むと、ヴェルデはローラの両手を優しく握って言った。
「大丈夫です、どんなことがあっても、俺があなたを守ります」
出会ってから何度も聞いた言葉だ。最初は戸惑い、複雑な思いで聞いていたが、今は違う。ヴェルデのこの言葉が、ローラの中にゆっくりとしみこんで広がっていく。そして暖かい安心感をくれるのだ。
ヴェルデを見つめ、嬉しそうに微笑むと、ヴェルデは少し顔を赤らめて一緒に微笑んだ。そして、ふと何かに気づいて口を開く。
「そうだ、懇親会と書かれていましたがつまりは舞踏会です。ローラ様にドレスを新調しなければいけませんね。いつもローラ様は美しいですが、着飾ったローラ様もさぞかし美しいでしょう!今から楽しみですね」
目を輝かせて嬉しそうにヴェルデは言った。
「そう、ですか。わかりました。メイナード殿下がいらっしゃるのであれば、行かざるを得ませんね」
メイナードが来るのであればまだ安心できる。ローラは覚悟を決めたようにうなずき静かに微笑むと、ヴェルデはローラの両手を優しく握って言った。
「大丈夫です、どんなことがあっても、俺があなたを守ります」
出会ってから何度も聞いた言葉だ。最初は戸惑い、複雑な思いで聞いていたが、今は違う。ヴェルデのこの言葉が、ローラの中にゆっくりとしみこんで広がっていく。そして暖かい安心感をくれるのだ。
ヴェルデを見つめ、嬉しそうに微笑むと、ヴェルデは少し顔を赤らめて一緒に微笑んだ。そして、ふと何かに気づいて口を開く。
「そうだ、懇親会と書かれていましたがつまりは舞踏会です。ローラ様にドレスを新調しなければいけませんね。いつもローラ様は美しいですが、着飾ったローラ様もさぞかし美しいでしょう!今から楽しみですね」
目を輝かせて嬉しそうにヴェルデは言った。