ロマンスに心酔



「注ぐよ」


「ありがとうございます。わ〜!ピンクだ!」


「きれいな色だな」


持ってきてくれたドリンクは、透き通ったピンク色でとってもかわいい。

前菜とともに写真を撮り、いよいよ乾杯。


「ん、お誕生日おめでとう」


「ありがとうございます」


コツン、とグラスを軽くぶつけ、一口飲む。

フルーツの爽やかな酸味とやさしい甘みがマッチしてすごく飲みやすい。


「ん、おいしい⋯⋯!」


「飲みやすいな」


「どんどんいけちゃうやつですね」


「酔わないように気をつけなよ」


「えへへ、気をつけます」


楽しく、ゆったりとお話しながら極上の料理を味わう。

前菜やスープはもちろん、予約するときに見ていたローストビーフもとってもおいしかった。

他にもいろいろいただき、お酒も進んで、お腹も心も満たされ大満足。


───と、


「失礼いたします。お誕生日おめでとうございます!」


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