あなたと共に見る夢は〜俺様トップモデルの甘くみだらな包囲網〜
昼食を食べたあと、届いた食料品を冷蔵庫にしまっていると、禅がスポーツウェアに着替えて莉帆に声をかけた。
「莉帆、俺ちょっと下のジムに行ってくるわ」
「そんなのあるんだね。うん、行ってらっしゃい」
「いいか?誰か来てもドア開けるなよ?」
「分かった。がんばってね」
「ああ、行ってくる」
パタンと玄関のドアが閉まるかすかな音がして、部屋は一気に静まり返る。
「さてと!仕事仕事」
莉帆はワンピースのまま、ソファの前のローテーブルでパソコンに向かう。
禅は明日までオフになったが、明後日からはいくつか撮影の仕事が入っている。
その合間に密着取材の打ち合わせで、ディレクターと会うことになっていた。
莉帆は改めて打ち合わせの日時をメールでやり取りし、禅のスケジュールを確認した。
「パリの準備も進めないと。出発は10日後だもんね」
気が急くが、落ち着いてミスのないようにしなければ。
持ち物や連絡先をリストアップして、タイムスケジュールを作る。
(私も一度うちに帰って荷造りしないとな)
マスコミはまだいても、どうにかして抜け出さなければと思いながら、カタカタと作業に集中した。
「莉帆、俺ちょっと下のジムに行ってくるわ」
「そんなのあるんだね。うん、行ってらっしゃい」
「いいか?誰か来てもドア開けるなよ?」
「分かった。がんばってね」
「ああ、行ってくる」
パタンと玄関のドアが閉まるかすかな音がして、部屋は一気に静まり返る。
「さてと!仕事仕事」
莉帆はワンピースのまま、ソファの前のローテーブルでパソコンに向かう。
禅は明日までオフになったが、明後日からはいくつか撮影の仕事が入っている。
その合間に密着取材の打ち合わせで、ディレクターと会うことになっていた。
莉帆は改めて打ち合わせの日時をメールでやり取りし、禅のスケジュールを確認した。
「パリの準備も進めないと。出発は10日後だもんね」
気が急くが、落ち着いてミスのないようにしなければ。
持ち物や連絡先をリストアップして、タイムスケジュールを作る。
(私も一度うちに帰って荷造りしないとな)
マスコミはまだいても、どうにかして抜け出さなければと思いながら、カタカタと作業に集中した。