あなたと共に見る夢は〜俺様トップモデルの甘くみだらな包囲網〜
かっこ良すぎ!
フランスのパリで開かれるファッションブランドの新作発表会「ファッション・ウィーク」通称「パリコレ」
世界中のファッション関係者やセレブ達がパリの街に集まる一大イベントで、モデルにとっては世界最高峰とも言える大きな夢の舞台。
そこに立つことがいかに難しいかを、禅と莉帆は痛感することとなる。
キャスティングを受けても受けても、1つも受からない。
しかもロクに審査もしてもらえない。
ウォーキングを始めた途端、「はい、ありがとう」と止められて帰される。
往復歩かせてもらえても、そのあとパシャッと1枚写真を撮られて終わり。
合計1分にも満たない審査。
(嘘でしょ?!これでちゃんと選んでるって言えるの?)
莉帆は最初のキャスティング会場で呆気に取られた。
このブランドがおかしいのだ、と気を取り直して次へ行ってみると、そこでも同じような流れ作業。
手応えや反応など、何も感じられずにあっという間に会場をあとにする。
さすがの禅もだんだん口数が少なくなり、莉帆も心が折れそうになってきた。
会場に入ろうとすると、今日はもう終わったんだ、と門前払いされることもある。
どういうこと?と莉帆は腑に落ちなかった。
「仕方ないよ。まだまだアジア人に対する目は厳しいから」
そう呟く禅の言葉に、莉帆はカッとなる。
「それで審査も受けさせてもらえずに落とされるの?アジア人ってだけで?信じられない!」
憤りや焦り、落胆、色んな感情に心がかき乱される。
日が経つにつれ、禅はいつの間にか、テレビカメラを前にしても前向きなコメントができなくなっていた。
そんな中、莉帆はこっそりディレクターに呼ばれた。
世界中のファッション関係者やセレブ達がパリの街に集まる一大イベントで、モデルにとっては世界最高峰とも言える大きな夢の舞台。
そこに立つことがいかに難しいかを、禅と莉帆は痛感することとなる。
キャスティングを受けても受けても、1つも受からない。
しかもロクに審査もしてもらえない。
ウォーキングを始めた途端、「はい、ありがとう」と止められて帰される。
往復歩かせてもらえても、そのあとパシャッと1枚写真を撮られて終わり。
合計1分にも満たない審査。
(嘘でしょ?!これでちゃんと選んでるって言えるの?)
莉帆は最初のキャスティング会場で呆気に取られた。
このブランドがおかしいのだ、と気を取り直して次へ行ってみると、そこでも同じような流れ作業。
手応えや反応など、何も感じられずにあっという間に会場をあとにする。
さすがの禅もだんだん口数が少なくなり、莉帆も心が折れそうになってきた。
会場に入ろうとすると、今日はもう終わったんだ、と門前払いされることもある。
どういうこと?と莉帆は腑に落ちなかった。
「仕方ないよ。まだまだアジア人に対する目は厳しいから」
そう呟く禅の言葉に、莉帆はカッとなる。
「それで審査も受けさせてもらえずに落とされるの?アジア人ってだけで?信じられない!」
憤りや焦り、落胆、色んな感情に心がかき乱される。
日が経つにつれ、禅はいつの間にか、テレビカメラを前にしても前向きなコメントができなくなっていた。
そんな中、莉帆はこっそりディレクターに呼ばれた。