あなたと共に見る夢は〜俺様トップモデルの甘くみだらな包囲網〜
帰国
「禅ちゃーん!おめでとうー!やーん、いい男になっちゃってまあ!」
帰国した5日後。
スチール撮影の為に訪れた写真スタジオで、禅は源さんに熱烈な祝福を受けた。
「あー、私だけの禅ちゃんが、世界の禅ちゃんになっちゃった。寂しい…。でも禅ちゃんの全てを知ってるのはこの私よ」
「キモいこと言うな!それからいい加減離してくれ。むさ苦しい」
「あらー、ますますドSに磨きがかかって。パリでもブイブイ言わせたのー?だめよー、私という人がありながら」
「あー、もう、うるさい!」
禅は源さんを振り切ると控え室に向かう。
莉帆は苦笑いしながら、源さんに話しかけた。
「あの、源さん。これパリのお土産です。よろしければどうぞ」
「まあ!ありがとう、莉帆ちゃん。大丈夫だった?パリで変な男に食べられたりしてない?」
「だ、大丈夫です」
「あら、でもなんだか大人っぽくなったわね。パリで何があったのかしら?子リスちゃん」
「いえ、あの。普通に仕事してました」
「ふふっ、それでこんなにも女に磨きがかかるワケないでしょ?ま、密着取材の様子を見れば分かるわ。いつなの?放送日」
莉帆はタジタジになりながら、「来週の金曜です」と答える。
「楽しみにしてるわね!」
「は、はい。ぜひご覧ください」
そう言いつつ、源さんには色々見抜かれそうで、莉帆は内心ヒヤヒヤしていた。
帰国した5日後。
スチール撮影の為に訪れた写真スタジオで、禅は源さんに熱烈な祝福を受けた。
「あー、私だけの禅ちゃんが、世界の禅ちゃんになっちゃった。寂しい…。でも禅ちゃんの全てを知ってるのはこの私よ」
「キモいこと言うな!それからいい加減離してくれ。むさ苦しい」
「あらー、ますますドSに磨きがかかって。パリでもブイブイ言わせたのー?だめよー、私という人がありながら」
「あー、もう、うるさい!」
禅は源さんを振り切ると控え室に向かう。
莉帆は苦笑いしながら、源さんに話しかけた。
「あの、源さん。これパリのお土産です。よろしければどうぞ」
「まあ!ありがとう、莉帆ちゃん。大丈夫だった?パリで変な男に食べられたりしてない?」
「だ、大丈夫です」
「あら、でもなんだか大人っぽくなったわね。パリで何があったのかしら?子リスちゃん」
「いえ、あの。普通に仕事してました」
「ふふっ、それでこんなにも女に磨きがかかるワケないでしょ?ま、密着取材の様子を見れば分かるわ。いつなの?放送日」
莉帆はタジタジになりながら、「来週の金曜です」と答える。
「楽しみにしてるわね!」
「は、はい。ぜひご覧ください」
そう言いつつ、源さんには色々見抜かれそうで、莉帆は内心ヒヤヒヤしていた。