あなたと共に見る夢は〜俺様トップモデルの甘くみだらな包囲網〜
「莉帆、悪い。帰る前に事務所に寄ってくれる?」
撮影が終わり車に乗り込むと、禅は莉帆にそう声をかけた。
「事務所、ですか?でも、あの…。梶田社長はもう…」
莉帆は言葉を濁す。
フランス滞在中に社長の辞任が決まり、副社長が新たに社長に就任していた。
帰国して出社した莉帆は、綺麗にラッピングされた可愛らしいジュエリーボックスをデスクの上に見つけた。
「それ、梶田社長から莉帆ちゃんにって。莉帆ちゃんに会いたがってたわよ。フランスでどうしてるかな?元気にやってるかなって心配してて」
成美にそう言われて、莉帆は思わず涙する。
「きっと禅の成功を誰よりも喜んでくださってるわ。放送を見て、安心してくれるといいわね」
成美の言葉に、莉帆は泣きながら何度も頷いた。
禅も、結局最後に挨拶できなかったことを残念がっていたが、今日は何しに行くと言うのだろう?
不思議に思いながらも、莉帆は車を運転して事務所に向かった。
撮影が終わり車に乗り込むと、禅は莉帆にそう声をかけた。
「事務所、ですか?でも、あの…。梶田社長はもう…」
莉帆は言葉を濁す。
フランス滞在中に社長の辞任が決まり、副社長が新たに社長に就任していた。
帰国して出社した莉帆は、綺麗にラッピングされた可愛らしいジュエリーボックスをデスクの上に見つけた。
「それ、梶田社長から莉帆ちゃんにって。莉帆ちゃんに会いたがってたわよ。フランスでどうしてるかな?元気にやってるかなって心配してて」
成美にそう言われて、莉帆は思わず涙する。
「きっと禅の成功を誰よりも喜んでくださってるわ。放送を見て、安心してくれるといいわね」
成美の言葉に、莉帆は泣きながら何度も頷いた。
禅も、結局最後に挨拶できなかったことを残念がっていたが、今日は何しに行くと言うのだろう?
不思議に思いながらも、莉帆は車を運転して事務所に向かった。