御曹司様、あなたの子ではありません!~双子ベビーがパパそっくりで隠し子になりませんでした~
バッグの中から新しいシャツ、トレーナー、スカートを出す。しかし、下着がなかなか見つからなくてハッとした。
もしかして下着の替えを入れ忘れた? しまったぁ~、と蒼白になる。
だがトイレトレーニング中なので、幸いにもおむつの替えは持っている。下着の代わりにこれを穿いてもらうしかない。
私が「しばらくこれを穿いていてくれる?」と言っておむつを取り出すと、柑音は眉を下げてぶんぶんと首を横に振った。
「いや、なの?」
こっくりと頷く柑音。もうお姉さんだから、おむつを履くのは恥ずかしいと思っているのかもしれない。
「ごめんね、今はこれしかないの」
しかし、何度説得しても頑なに首をぶんぶん振って拒絶する。なんて頑固なのだろう……って、頑固に関しては人のこと言えないか。
「お願い。帰るまででいいから」
「いやなのぉ~」
しくしくと泣き出してしまう始末。普段は物わかりのいい柑音がこんなに嫌がるなんてよっぽどだ。私には理解の及ばない、彼女なりのこだわりがあるのかもしれないと肩を落とす。
もしかして下着の替えを入れ忘れた? しまったぁ~、と蒼白になる。
だがトイレトレーニング中なので、幸いにもおむつの替えは持っている。下着の代わりにこれを穿いてもらうしかない。
私が「しばらくこれを穿いていてくれる?」と言っておむつを取り出すと、柑音は眉を下げてぶんぶんと首を横に振った。
「いや、なの?」
こっくりと頷く柑音。もうお姉さんだから、おむつを履くのは恥ずかしいと思っているのかもしれない。
「ごめんね、今はこれしかないの」
しかし、何度説得しても頑なに首をぶんぶん振って拒絶する。なんて頑固なのだろう……って、頑固に関しては人のこと言えないか。
「お願い。帰るまででいいから」
「いやなのぉ~」
しくしくと泣き出してしまう始末。普段は物わかりのいい柑音がこんなに嫌がるなんてよっぽどだ。私には理解の及ばない、彼女なりのこだわりがあるのかもしれないと肩を落とす。