御曹司様、あなたの子ではありません!~双子ベビーがパパそっくりで隠し子になりませんでした~
初めて見る彼の素肌に、表情に、私の体は沸騰して蒸気が昇りそうだ。

「たっぷり思い知らせてあげるから、覚悟して」

「あっ……」

激しく体を求められ、まずは心が満たされた。彼が自分だけを見てくれている、欲しがってくれている、その充足感で幸せの極みに達した。

しかし、そんな余裕はすぐに消え去る。体中を駆け抜けていく痺れ、彼が与えてくれる性的な快楽に絆され、筋肉が弛緩しふにゃふにゃになる。

「ああ……んっ……」

「そんな顔して、どれだけ感じやすいんだ? まだなにもしてないのに」

なにもしてないって、どの口でそんなことを言うのだろう。私の熟れた頂きを舌先で転がし、蕩けた下腹部を指の腹で撫でる行為は、とてもじゃないが『なにもしてない』とは言えない。だが――。

「皇樹さんが触れると……すごく……気持ちよくて……」

彼が触れた場所、全部が溶けてしまいそう。無防備に体を明け渡すと、今度こそ言い逃れできないほどの快楽を与えられた。

「その言葉、あとで絶対後悔するぞ?」

刺激を強くされ、思わず「ああああっ」と嬌声をあげる。

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