闇の龍神様と癒しの神子
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榛名が生贄になったのは正月を迎えた頃、バレンタインデーも過ぎた頃なので約1ヶ月半ぶりだろうか。
8歳から10年間、榛名はずっと下を向き、見るのは人の機嫌だけ。どんなに頑張っても軽蔑や差別の眼差しだけで存在否定され、毎日のように罰を与えられ泣きわめいて不安と恐怖心を植え付けられてきた。
今、十六夜と一緒に歩いて東丿島はなんだか新鮮のような、今まで見えなかった・見ようとしなかった景色だった。「綺麗な島だな」と思うほど気持ちに変化が訪れた
目が合うと微笑んでくれる十六夜
それだけで幸せが溢れてくる
人がまばらながら、こちらをチラチラ見ている
「忌み子じゃねぇかよ」
「生贄が帰って来ただと…!」
「隣にいるのは誰だ」
などとヒソヒソ話していた。
十六夜の手をギュッと強く握ると、十六夜も榛名の手を握り返してくれる
民家付近まで来ると十六夜の雰囲気…榛名には霊力も神通力も全くわからないし感じられないのだが、十六夜が闇のオーラを出してるな〜と言う事だけは察した。
その闇のオーラ?を感じたのか、霊力はわかっても神通力はわからない島の住人たちがザワザワとし、外に出てきた。
その島の住人に紛れ、雪愛や神楽家、天狗アヤカシ・翼もいた。
榛名が生贄になったのは正月を迎えた頃、バレンタインデーも過ぎた頃なので約1ヶ月半ぶりだろうか。
8歳から10年間、榛名はずっと下を向き、見るのは人の機嫌だけ。どんなに頑張っても軽蔑や差別の眼差しだけで存在否定され、毎日のように罰を与えられ泣きわめいて不安と恐怖心を植え付けられてきた。
今、十六夜と一緒に歩いて東丿島はなんだか新鮮のような、今まで見えなかった・見ようとしなかった景色だった。「綺麗な島だな」と思うほど気持ちに変化が訪れた
目が合うと微笑んでくれる十六夜
それだけで幸せが溢れてくる
人がまばらながら、こちらをチラチラ見ている
「忌み子じゃねぇかよ」
「生贄が帰って来ただと…!」
「隣にいるのは誰だ」
などとヒソヒソ話していた。
十六夜の手をギュッと強く握ると、十六夜も榛名の手を握り返してくれる
民家付近まで来ると十六夜の雰囲気…榛名には霊力も神通力も全くわからないし感じられないのだが、十六夜が闇のオーラを出してるな〜と言う事だけは察した。
その闇のオーラ?を感じたのか、霊力はわかっても神通力はわからない島の住人たちがザワザワとし、外に出てきた。
その島の住人に紛れ、雪愛や神楽家、天狗アヤカシ・翼もいた。