闇の龍神様と癒しの神子
最終章
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榛名は訳がわからないまま神代家までやってきた。
『ここで待ちましょうか』
翡翠はスタスタと屋敷内に入ってしまった。
「ボクたちも行くですぅ」
ムクは成獣の姿から人型になり、榛名と手を繋いで一緒に屋敷内に入り、神代家当主を探した。
あれから時間が経っているので怪我も治り回復しているはず。
大広間に行くと神代家や使用人たちが寝かされていた。その広間には神代家の当主もいた。
「ご当主様、ご無事だったのですね」
「榛名様…お助けいただきありがとうございました。私は良いのですが家族や使用人が…蔵から出したものの大人数が密室で閉じ込められたゆえ、衰弱しておりまして…医師が足りず困っております」
「私に任せてください」
「そ、そんな!私は助けてほしいから言った訳では…それに私たちは忌み子だと迫害していた身…おこがましい事など…」
「衰弱してるなら早く助けないと!症状悪い人からやります…ねっ!」
榛名は早く助けたいと思ったので当主に失礼を承知で少し強引になった。
衰弱し苦しそうにしていたものの怪我は軽症だった。
しばらくすると十六夜たちが戻って来た。
「十六夜様もご無事で!ミクちゃんも葵も!音羽さんは?」
『天狗の女はアヤカシの世界に一度帰った。榛名はなんともないか?』
「はい」
お互いの無事を確認し抱きしめあった。
『神代の当主よ、これからやってもらいたい事がある。光希と七宝は本日中に帰宅させる』
十六夜の住処に帰島することに。
翡翠は十六夜に手紙を渡し、天界へ帰って行った。
榛名は訳がわからないまま神代家までやってきた。
『ここで待ちましょうか』
翡翠はスタスタと屋敷内に入ってしまった。
「ボクたちも行くですぅ」
ムクは成獣の姿から人型になり、榛名と手を繋いで一緒に屋敷内に入り、神代家当主を探した。
あれから時間が経っているので怪我も治り回復しているはず。
大広間に行くと神代家や使用人たちが寝かされていた。その広間には神代家の当主もいた。
「ご当主様、ご無事だったのですね」
「榛名様…お助けいただきありがとうございました。私は良いのですが家族や使用人が…蔵から出したものの大人数が密室で閉じ込められたゆえ、衰弱しておりまして…医師が足りず困っております」
「私に任せてください」
「そ、そんな!私は助けてほしいから言った訳では…それに私たちは忌み子だと迫害していた身…おこがましい事など…」
「衰弱してるなら早く助けないと!症状悪い人からやります…ねっ!」
榛名は早く助けたいと思ったので当主に失礼を承知で少し強引になった。
衰弱し苦しそうにしていたものの怪我は軽症だった。
しばらくすると十六夜たちが戻って来た。
「十六夜様もご無事で!ミクちゃんも葵も!音羽さんは?」
『天狗の女はアヤカシの世界に一度帰った。榛名はなんともないか?』
「はい」
お互いの無事を確認し抱きしめあった。
『神代の当主よ、これからやってもらいたい事がある。光希と七宝は本日中に帰宅させる』
十六夜の住処に帰島することに。
翡翠は十六夜に手紙を渡し、天界へ帰って行った。