悪魔の涙
突然の危篤






ねぇ どうしてよ










どうしてわかってくれないの?








いつだってそうじゃない









私の我が儘一度でも聞いてくれた?








デ「…おい、大丈夫か?」








漓「ハァ…ハァハァ…え…?ハァハァ…何…?ゲホゲホッ…」








何…?








少し走っただけなのに…









もうこんなに疲れが…










ダメ……








視界が…歪む……









漓「ハァハァ…デュ…ハァハァ…ゲホッ!ゲホゲホ…ラバ…ハァ…」







グラァ…








デ「Σ!?漓緒っ!?」









ガシッ…








デ「おいっ!!!しっかりしろ!!漓緒っ!!!」







漓「ハァハァ…大…ハァ…丈夫…ハァハァ…ちょっと…ハァ…久し…ぶりに走…ったから…ハァハァ…疲れた…だけだよ…ハァ…」









デ「…病室に戻ろう。漓緒。」







漓「Σ!?な、…に言って…ハァ…」







デ「このままじゃ、お前の体がもたねぇ。戻って治療しよう。」







漓「…っ…嫌!…やだやだっ!!戻らない!!」







デ「漓緒っっ!!!!お前がいなくなったら…俺はどうすりゃいーんだよ!!?」



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