悪魔の涙
愛してる
漓「ねぇ…デュラバ…私ね、気付いたの。
私が気付いたのはね、
触れると溶けてしまうほど儚くて
でも、とても暖かいもの…
愛してるわ デュラバ。」
それは産まれて初めての言葉で
初々しいけれど
どこか不安になる言葉だった。
デ「…俺も…愛してる。漓緒…」
暖かい
嬉しいはずなのに
どこか、ほろ苦くて
儚い
今にも壊れそうな
“華”