悪魔の涙





漓「でも…でも、デュラバはいい悪魔なのっ!!今は私を愛してくれているの!!ダメだなんて言わないで!!お願いよお父さん!!!」









これが最初で最後の









我が儘









どうして聞いてくれないの?








父「悪魔にいいも悪いもあるか!!!駄目だといったら駄目だ!!二度悪魔を匿るなどと戯れ事を言うな!!!」










戯れ事なんかじゃない







本気で言ってるのに…









どうしてなの!!!!?








お父さん!!!









デ「…漓緒…もういい。悪魔界を敵に回したんだ…人間が匿った所で犠牲が増えるだけだ…。俺の事は忘れて静かに生きろ。そうすれば「私だけは助かるって言うの?」…あぁ…」









漓「冗談じゃないわ!!!私だけ助かれなんて!!!デュラバを見殺しになんか出来る訳ないでしょ!!!」









そう








出来るわけない








私を真っ暗な真っ暗な








闇から救ってくれた









愛しい人









私は出来ない








見殺しになんて出来るわけがない…







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