ウソつきは◯◯のはじまり
二章
月曜日になった。
きっと平凡で普通の変わらない日々がはじまるんだろうと出社した。
早速、吉田さんに報告すると「そうか〜」と一言。
「ゴメンね、ヤンチャな子の面倒、押し付けたみたいで」
「いいえ。綺麗な方でした、なかなか個性的でしたが」
澪は苦笑いした、連絡先を貰ったがモテるだろうし彼から見たら自分なんてただのモブ程度の存在だろうと。
自分のデスクに戻り通常業務へ。
すると部長から呼び出しされた。
「伊澄くん、すまんが今日午後から行なわれるプロジェクトの会議行って来てくれないか?君も参加して足し詳しいだろ?」
「え?たしか担当は加藤さんでしたよね?」
「加藤くんは昨日、救急車で運ばれて暫く休みだそうだ、命には別状はないんだがね」
そういえばとキョロキョロすると今日は加藤さんの姿がなかった。
「わかりました」
「取引先の方は社長も参加される、失礼のないようにな」
「はい」
午前中はバタバタだ。
後輩の朋子から「頑張ってください!」とカ〇リーメ〇トの差し入れを貰い、ありがたく移動中にいただくことにした
目的地の会社に到着し受付を済ませ、会議室へ。
会議室で待っているとドアが開く
男性らしき姿を確認すると澪は立ち上がり
「本日は…」
「どういう事だ?」
挨拶が遮《さえぎ》られる。
現れた男性は黒髪長身でモデル級スタイル、眼鏡を掛けていてもわかるほど流し目でイケメン俳優も真っ青なほど絶世の美男子だった。
声が低音ながら色っぽい。
あ然としていると男性は何やら怒っていた。
「黙ってないで質問に答えろ」
「えっ…た、担当の加藤は入院しておりまして、代理で…」
「帰れ!」
「え…な、なぜですか!」
何故怒っているのかわからず、焦る澪
「物わかりの悪い女だな…俺は帰れと言ったんだ」
「ですが…」
「さっさと帰らないと取引はなしだ。次は別の者と代われ」
「……はい、失礼致します」
引き下がりたくないが会社の事を考え身をひいた。
エレベーターを待っていると後ろから突然抱きしめられ振り向くと
「やっほ〜澪ちゃん」
「和彦さん!」
ビックリする澪に対してご機嫌な和彦
「澪ちゃんってココの会社の子だったの?」
「いいえ、ここには会議で訪れました」
「ふ〜ん」
「ひゃんっ」
和彦からの突然のキスに変な声を出してしまう。
抱きしめられたままでキスも通りすがりの社員たちに見られていた
「敬語はなしでしょ?何度言ったらわかるの〜」
「ごめん」
「澪ちゃん、お昼は?」
「まだだけど…」
「じゃあ一緒に行こう」
「え…仕事は大丈夫なの?」
「暇だからオッケーよ」
誰もいないエレベーターの中で和彦にキスをされた。
抵抗したのだが和彦は手慣れているのか澪の抵抗も虚しく唇を奪われた
エレベーターが開くと何事もなかったような平然としていた。
(この人は一体、何を考えているんだろう?恋人でもないのに…)
まともに恋人と付き合った事がない澪にはわからなかった。
めちゃくちゃ美味しいパスタとデザートにはお洒落なケーキまでご馳走になった。
会社の飲み会を除いたらまともな外食、まともな食事ができなかった澪は感激し先ほどの男性との出来事を忘れられた。
澪の話しを聞いてくれるが、和彦の事を聞くとあいかわらず濁されてしまう。
「今日はご馳走様でした」
「ああ、喜んでもらえて良かったよ」
「じゃあ………」
サッ
「……澪ちゃん避けないでよ」
キスしようとした和彦を避けドヤる澪
「わかったよ。オレは仕事だから送ってあげられないけどちゃんと帰るんだよ」
「うん、ありがとう」
「またね」
和彦に見送られながら会社に戻った
きっと平凡で普通の変わらない日々がはじまるんだろうと出社した。
早速、吉田さんに報告すると「そうか〜」と一言。
「ゴメンね、ヤンチャな子の面倒、押し付けたみたいで」
「いいえ。綺麗な方でした、なかなか個性的でしたが」
澪は苦笑いした、連絡先を貰ったがモテるだろうし彼から見たら自分なんてただのモブ程度の存在だろうと。
自分のデスクに戻り通常業務へ。
すると部長から呼び出しされた。
「伊澄くん、すまんが今日午後から行なわれるプロジェクトの会議行って来てくれないか?君も参加して足し詳しいだろ?」
「え?たしか担当は加藤さんでしたよね?」
「加藤くんは昨日、救急車で運ばれて暫く休みだそうだ、命には別状はないんだがね」
そういえばとキョロキョロすると今日は加藤さんの姿がなかった。
「わかりました」
「取引先の方は社長も参加される、失礼のないようにな」
「はい」
午前中はバタバタだ。
後輩の朋子から「頑張ってください!」とカ〇リーメ〇トの差し入れを貰い、ありがたく移動中にいただくことにした
目的地の会社に到着し受付を済ませ、会議室へ。
会議室で待っているとドアが開く
男性らしき姿を確認すると澪は立ち上がり
「本日は…」
「どういう事だ?」
挨拶が遮《さえぎ》られる。
現れた男性は黒髪長身でモデル級スタイル、眼鏡を掛けていてもわかるほど流し目でイケメン俳優も真っ青なほど絶世の美男子だった。
声が低音ながら色っぽい。
あ然としていると男性は何やら怒っていた。
「黙ってないで質問に答えろ」
「えっ…た、担当の加藤は入院しておりまして、代理で…」
「帰れ!」
「え…な、なぜですか!」
何故怒っているのかわからず、焦る澪
「物わかりの悪い女だな…俺は帰れと言ったんだ」
「ですが…」
「さっさと帰らないと取引はなしだ。次は別の者と代われ」
「……はい、失礼致します」
引き下がりたくないが会社の事を考え身をひいた。
エレベーターを待っていると後ろから突然抱きしめられ振り向くと
「やっほ〜澪ちゃん」
「和彦さん!」
ビックリする澪に対してご機嫌な和彦
「澪ちゃんってココの会社の子だったの?」
「いいえ、ここには会議で訪れました」
「ふ〜ん」
「ひゃんっ」
和彦からの突然のキスに変な声を出してしまう。
抱きしめられたままでキスも通りすがりの社員たちに見られていた
「敬語はなしでしょ?何度言ったらわかるの〜」
「ごめん」
「澪ちゃん、お昼は?」
「まだだけど…」
「じゃあ一緒に行こう」
「え…仕事は大丈夫なの?」
「暇だからオッケーよ」
誰もいないエレベーターの中で和彦にキスをされた。
抵抗したのだが和彦は手慣れているのか澪の抵抗も虚しく唇を奪われた
エレベーターが開くと何事もなかったような平然としていた。
(この人は一体、何を考えているんだろう?恋人でもないのに…)
まともに恋人と付き合った事がない澪にはわからなかった。
めちゃくちゃ美味しいパスタとデザートにはお洒落なケーキまでご馳走になった。
会社の飲み会を除いたらまともな外食、まともな食事ができなかった澪は感激し先ほどの男性との出来事を忘れられた。
澪の話しを聞いてくれるが、和彦の事を聞くとあいかわらず濁されてしまう。
「今日はご馳走様でした」
「ああ、喜んでもらえて良かったよ」
「じゃあ………」
サッ
「……澪ちゃん避けないでよ」
キスしようとした和彦を避けドヤる澪
「わかったよ。オレは仕事だから送ってあげられないけどちゃんと帰るんだよ」
「うん、ありがとう」
「またね」
和彦に見送られながら会社に戻った