御曹司は溺愛彼女を捕えて離さない
「大河っ…」

私は抱きつく。
大河もそれを受け止めてくれると、そのまま今度はベッドに縫い付けられ組み敷かれる。

再び動き出す律動。
決して私から目を離さない大河。

「見過ぎっ」

「目に焼き付けてんだよ」

ズンと深く沈む大河の腰。
眉間にシワを寄せて、我慢してる。

「ふふ。かわいい」

私は大河の眉間にツンと指で触れる。

「余裕だなっ…」

そう言った途端に脚を持ち上げられ更に深くまで突かれる。

「あっ…んっ!」

「かわいいだなんて」

そう言って私の持ち上げた脚にキスをして抱え込み、大河の腰つきは更に激しさを増す。

「はぁんっ! 嘘、嘘っ…、前言撤回っ…全然可愛くないっ! あっ…!」

「もう遅い」

そう言って大河は私が気を失うまで寝かせてくれなかった。

この誰が見ても眉目秀麗な野獣はどうやってもいう事を聞かないらしい。
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