御曹司は溺愛彼女を捕えて離さない
何度も思い描いた。

このベッドで春香を可愛がりたいと。

眠れない日もあった。

離れていても、同じ空を見上げてると言い聞かせいつかここで共に過ごす日を夢見て。

俺が支えたいと。

二人の間に少しも悲しさはあってならないと。

何度も全てを投げ出して飛んでいってしまいたいと思った。

何かあったらすぐに駆けつけるつもりで。
誰に何を言われようと。

共に過ごした時間を思い出して、二人の絆を信じて何度も何度も心の中で名前を呼んだ。

春香を組み敷いて、肌と肌が触れ合えばその柔らかくて滑らかな感触に俺の手は止まらない。

胸の頂点の蕾に吸い付くと春香の甘い声に鼓膜が刺激されたちまち暴れ出したくなる。

胸から腹へ、腹から太ももへキスをひとつずつ丁寧に落とし脚の間の蜜に誘われるように顔をうずめる。

「はぁっ… あんっ」

蕾を舌で転がし舐めまわして吸い付く。
何度も繰り返し。

同時に指も中に入れれば、狭いそこは俺の指を食いちぎろうと吸い付いてくる。

早く繋がりたい。

「んっ! いっ…あっ!」

イッたな。

でももっとだ。

「はぁっ…! 大河っ…あっ…もうっ…」

「まだだ」

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