御曹司は溺愛彼女を捕えて離さない
そしてみんなでリビングに入る。

さっそくウィルとマーティンは俺と春香の匂いを嗅ぎにくる。

満足したのか2匹で遊び始めた。

「春香と結婚する事になった」

「おめでとうな!」

「改めまして、篠宮春香です。よろしくお願いします」

そう言って春香はニコッと笑ってみせる。
すると那智ちゃんが何故か照れたように顔を赤く染めた。

「美人すぎ。また顔面偏差値が爆上がりです」

「わかったから。落ち着け」

絃に言われ那智ちゃんは胸に手を当てて深呼吸をする。

「お、落ち着きました」

「そりゃ良かった」

俺はそんな那智ちゃんに答える。

「ふふふっ」

すると春香が笑い出す。

「那智ちゃん、かわいい」

「春香、那智ちゃんお前の2個上な? 俺の妹と同級生」

「えー!? ちっちゃくて可愛いから歳下かと思っちゃった!」

だよな。絶対そうだと思った。

「いいのいいの気にしないで! その、敬語もいらないから! 天音ちゃんもそうだから!」

慌てる那智ちゃんを見て絃は横で笑ってる。



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