御曹司は溺愛彼女を捕えて離さない
そっとベッドへ連れて行く。

クククク。
可愛いな本当に。

オデコにキスをしてシャワーを浴びた。

「大河ー!」

どうやら春香は意識を取り戻したようだ。
ククククッ。

「風呂ー」

そう言えば、ドタバタ言いながらドアをバンと開けられる。

「ビックリした! ほんっとに!」

モアモアと上がる湯気を盛大に浴びながら騒ぐ春香。

「お前も入る?」

「入る入る」

そう言ってバサバサと脱ぎ出し入ってくる。

「私こんなに驚いたの初めてかも」

俺はそんな春香にシャワーをかける。
そして後ろを向かせて髪も濡らす。

「俺がニューヨークに突撃した時よりも?」

シャンプーを手に出してワシャワシャと洗ってやる。

「いや、ごめんだけど、それより驚いたかもしれない」

クククク。
俺の時はさすがに気絶はしなかったしな。

「だって私、何年働いた!? 普通のスタッフから店長になって、ニューヨークも行ってさ?」

「確かにな」

シャンプーを流す。
次はトリートメント。
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