御曹司は溺愛彼女を捕えて離さない
体力的にも、精神的にも相当強くないと無理だって。

会えない日だって毎日欠かさず連絡をくれて。
仕事でミスをして落ち込めば励ましてくれて。
決して帰ってこいとは言わなかった。

いつも前向きな言葉で背中を押してくれていた。

今度は私が支える番だ。
私が大河を幸せにする。

きっとこんな事を言えば大河は、男前だななんて言って笑うに違いない。

さっき仕事に見送ったばかりなのにもう会いたくて仕方がなくなる。

大河を思いながら家事をする。

なにこれ。

めっちゃ幸せなんだが?

掃除をする。
これはなかなか大変だ。

でもあちこちに大河の存在を確認できて楽しい。

昨日は掃除まではできなかったし。
私の持ってきた荷物も整理しないと。
残りは全部実家に送りつけたから明日だな。

そう思いクローゼットを開ける。
朝も見たけどやっぱり凄い。

一部屋全部がクローゼットだった。
しかも私の分だろうスペースが三分のニくらい空けてあった。


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