御曹司は溺愛彼女を捕えて離さない
「な、なんか…展示場みたいだね」

レジデンスの駐車場に車を停めて並ぶ大型SUVの外車たちを見て笑ってしまう。

大河もクスッと笑って荷物を降ろす。
バイクも下ろしてくれて、こちらも止める。
大河のバイクもあった。

「ん? これは?」

私たちと同じメーカーのバイクがもう一台あるのを見つけた。

「こっちは奏翔の。こないだだか丈慈んとこに来て酒飲んだらしく置いてった。そのうち取りに来るだろ」

奏翔くんは、BARのマスターしてる人だね。
奏翔くんも乗るんだね。
ここは駐車場に屋根があっていい。

しかし改めて見ると凄いなここ。
ドッグランまであるしね。

「おし、行くぞ」

そしてなん往復かして部屋に入って、クローゼットに大量の私の服が次々と並んで行く。
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