御曹司は溺愛彼女を捕えて離さない
そしてやっぱりキスで終わる訳もなくそのまま抱かれる。
「もうっ…一回だけって…」
「ああ。俺がイクまでが一回だ」
そう言って何度も私は昇天させられる。
満足したのか大河はヘロヘロになった私をソファに運ぶ。
「休んでて」
マヨネーズ事件の時のようにまた何事もなかったかのようにクローゼットに戻って片付けをしてくれた。
その後もご飯の準備も、全部してくれる。
「何で大河は料理できるの?」
「ん? 絃と中華料理屋の厨房でバイトしてた」
「そゆこと? ネギ切るスピードおかしいもんね」
「ははは。出来たぞ。そっちで食うか?」
「大丈夫。そっち行く」
美味しそう。
トマトと豚肉と卵の中華炒めだ。
ネギが入った卵焼きもある。
ん? 卵スープ?
「ははは。卵の賞味期限今日だったわ」
「わかる。そうなるよね。私もちゃんと見てなくてごめんね」
「いやパックで買いすぎなのよそもそも」
「ジャガイモも大量に買ってきたよね前」
「俺、買い物下手なんだよな」
大河にも苦手な所があったらしい。