御曹司は溺愛彼女を捕えて離さない

もう俺は下を向いてうなだれ頭を抱える。
恥ずかしくて。

何がうれしくていい歳こいて両親から夜の心配されなきゃなんねぇんだよ。

「あーあははは。優しくしてもらって…ます?」

いやいや春香もよ。
答えんな。

「なら安心。それにしても丈慈の結婚式の時も思ってたけど、春香ちゃんほんっとに綺麗よね!」

「いやいや、菜由さんに言われたくないです! 菜由さんこそほんっとに綺麗です!
若すぎ」

「えー? やだー! もっと言ってー! あはははは!」

案の定盛り上がってんな。
今日は妹の美空がいないだけまだマシか。

親父はそんな二人をみて笑ってるし。
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