御曹司は溺愛彼女を捕えて離さない


「それじゃ、またいつでも遊びに来てね!」

「はい!」

そして車に乗る。

「天音の結婚式の時チラッと見たぶりだったけど、相変わらず二人とも若いよね」

「まぁ…そうね」

俺からしたらお袋なんか特に昔と変わらなすぎて逆に怖いがな。

「ふふふ。でも良かった。歓迎してもらえて」

まぁ春香も喜んでるし何よりか。

「そうだな。それじゃ行こうか」

「うん!」

そのまま役所に婚姻届を提出しに行ってめでたく俺たちは夫婦になった。

「大河。よろしくね」

「ああ、こちらこそ。幸せにする」

見つめ合い、ついニューヨークにいるノリでお互いキスしてしまいそうになり慌てて離れた。

「ククククっ。ここ日本だったわ」

「ちょっと一瞬忘れちゃってたね」

「春香」

「ん?」

結局俺は我慢できずに、役所の前で顔をあげた春香にキスをした。
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