御曹司は溺愛彼女を捕えて離さない
「おねだりか? 可愛いな」

肩と腰に手を当てて一気に加速させていく。
早すぎず遅すぎず。

「はぁっ…やっ…ヤバ…いっ」

「凄い事なってる」

「あっ…んっ…」

風呂場に俺たちの乱れた息遣いと、打ち付ける音が反響して二人だけの世界になる。

「咥えて」

春香の口に指を入れる。

「んっ…」

ヤバいな。
そそられる本当に。
口の中を指で触れば、春香の熱い舌が追いかけてくる。

「クッ…」

春香のヤキモチが可愛い。
俺をこんな所にぶち込んだくせに、結局誘えば入ってくるし洗ってくれる。

「春香っ…」

「んっ…大河っ」

それで本当に可愛い声で呼んでくれる。
普段とは違う特別な声で。

「愛しくて、たまんねぇよ」

「大河っ…、さっき…ごめん、ねっ」

ここにぶち込んだことか?

「疲れて帰って来たのに…怒って…」

なるほど。
気にしてたのね。
それで仲直りしようと入ってきたのか。

その間も激しい律動は続く。
止まんねぇんだよな。
春香を抱くと。

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