御曹司は溺愛彼女を捕えて離さない
「可愛くてたまらない」

頬にキスが移る。

「愛おしくて…たまらない」

今度はまぶた。

大河の体重で押しつぶされそう。
この重みすら愛おしく感じる。

突き上げられるたびに私の声が広いベッドルームに響く。
正面をむかされ脚を持ち上げたまままた潰されそうになる。

そしてキスの嵐。
何度したって高鳴る鼓動。

しっとりと吸い付くように、ピタっとパズルのピースがハマるようなこのキス。

「大河っ…私もっ…愛おしくてっ…あっ!」

深く深く貫かれ、律動が一気に加速する。

「ああ。愛してるっ…春香っ」

「私もっ…愛してるっ…心から」

「クッ…イくぞ…?」

私はコクコクと頷く。

大河は私を抱き締め、奥深くまで打ち付けた。

ドクンと中で大河の脈うつそれは私への愛を注いでいる。

「幸せすぎる」

「本当そう」

「まだ付き合えるか?」

「断った事ないでしょ?」

「壊されたいのか?」

「大河になら…それもいい…」

「お前が望むなら」

「たくさん注いで…愛情たっぷり」
< 264 / 270 >

この作品をシェア

pagetop