御曹司は溺愛彼女を捕えて離さない
しかしあのカスタムオシャレだなー。
どこかで止まったりしないかな?
見せてくれるよねきっと。
割とスピード出さないんだ。
天気もいいし最高!
寒いけどね。
私の事を先導するみたいに前を走るバイク。
そして山を超えた所でその人はちょうど道の駅に向かってウィンカーをあげた。
私もそろそろ休憩したかったし、着いて行っちゃお。
ついでにバイクも見せてもらおうかな。
その人は開けた駐車場にゆっくりと停車した。
他にもバイカーが休憩をしているのがチラホラ見えた。
柊麻の試合会場までもそろそろだし、以外と早くついたし良かったな。
私もすぐ横に停車する。
そしてバイクをめっちゃ見る。
カッコいい。
その人は黒の皮ジャンに黒のパンツを履いていてブーツを合わせていた。
スタイルよっ。
足ながっ。
その人は私に見られてるのに気づくとペコっと頭を下げる。
私もペコっと頭を下げた。
私はそのままグローブを外してヘルメットを取った。
髪をバサバサっと振って手櫛で整える。
「こんにちは。バイク、カッコいいですね!」
私は話しかけてみた。