御曹司は溺愛彼女を捕えて離さない
その後も結局彼は戻って来なかった。
ずっと側に付き添ってくれてたのに、私ちゃんとお礼も出来なかった。
柊麻は無事に処置も終わって、脳の検査も異常は見られなかったが今日はこのまま入院する事になった。
良かった…。
彼の言った通り無事だった。
「春香、どうする? 一応春香の車でここまで来たけど、帰れそうか? バイクはスタジアムだよな?」
「うん」
「それじゃ、スタジアムまで一緒に車で行ってバイクは車の後ろに乗せて春香はそのまま帰りなさい。俺はまた病院に戻って柊麻といるから」
「わかった。明日、迎えに来ようか?」
「大丈夫。タクシーで帰るよ。さ、行こう」
そしてパパの運転でスタジアムまで行く。
そこには私のバイクだけが静かに主の帰りを待っていた。
いつの間にかヘルメットもきちんとロックしてバイクに置いてあって、全部彼が黙ってしてくれたんだとわかり何故か胸が締め付けられる。
ずっと側に付き添ってくれてたのに、私ちゃんとお礼も出来なかった。
柊麻は無事に処置も終わって、脳の検査も異常は見られなかったが今日はこのまま入院する事になった。
良かった…。
彼の言った通り無事だった。
「春香、どうする? 一応春香の車でここまで来たけど、帰れそうか? バイクはスタジアムだよな?」
「うん」
「それじゃ、スタジアムまで一緒に車で行ってバイクは車の後ろに乗せて春香はそのまま帰りなさい。俺はまた病院に戻って柊麻といるから」
「わかった。明日、迎えに来ようか?」
「大丈夫。タクシーで帰るよ。さ、行こう」
そしてパパの運転でスタジアムまで行く。
そこには私のバイクだけが静かに主の帰りを待っていた。
いつの間にかヘルメットもきちんとロックしてバイクに置いてあって、全部彼が黙ってしてくれたんだとわかり何故か胸が締め付けられる。