「この結婚はなかったことにしてほしい、お互いのためだ」と言われましたが……ごめんなさい!私は代役です

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「みーちゃったー、ははは、ルンルン、あなたもなかなかやるのねー。普通じゃないと思っていたけど、あなた、相当なビッチね!」
「ビ⁉︎ 」
フィオナはあまりの言われように言葉を失い、赤面する。
「ははは、だって今の人、綺麗な顔だちをしていたわ。それに、男性にしては声も少し高くて。あの人、ルンルンの男娼でしょ?」

「はぁ⁇ な、な、何ていうことをいうのですか! あの人は━━」

フィオナはフィオーリのことを説明出来ずに口籠る。

「あの人は? なーに?ルンルン、恥ずかしがることはないわよー。 だって、それ、お金でしょう? 欲求不満なのね♡ ルンルン。ははは、旦那様にお伝えしなきゃぁ」
「メアリーさん、旦那様には言わないで」
「えー?どうしよっかなぁ。やばっ」
メアリーは脱兎の如くかけだした。

急にどうしたのだろうと周囲を見渡すと、邸の入口からルークが出てくるところだった。ルーク様、いえ、ルークと呼ばなければいけないのでした。見つかると厄介です。私も逃げましょう。フィオナは腰を屈めて、そーっとその場から離れることにした。
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