きっとそれは幸せな夢だった
「橋本さんさ、名前は?」

「名前?橋本、ですけど。」

「違う違う、下の名前。」

「あっ…、えっと、咲良、です。」

「咲良ちゃんね。俺は橘亮介、数学担当です。改めてよろしくな、」


俺の言葉に

咲良ちゃんは、よろしくお願いします、と

綺麗なお辞儀をした。


[SIDE 亮介 end]
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