きっとそれは幸せな夢だった
5月、私橋本咲良は高校生最後の春を終えようとしていた。


「咲良ー、学校行こー。」

「あ、うん。今行くー!」


小学校の時から

ずっとお互いの自宅の距離が徒歩5分の松坂結莉は

私にとって誰よりも大事な親友であり幼なじみだ。
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