きっとそれは幸せな夢だった
「夕方くらいに咲良ちゃんち迎えに行こーと思ってんだけど、それで大丈夫?」

「わ、わざわざ家まで迎えに来てくれなくても、駅とかで大丈夫ですよ?」

「だめ、絶対人多いから。迎えに行ったほうが確実だろ。」

「それはそうなんですけど…。」


もし万が一家族の誰かと鉢合わせたら

それはそれでちょっと面倒だな。

そんなことを考えていたら、察したのか

先生は、じゃあ…、と口を開いた。
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