きっとそれは幸せな夢だった
「週に2回だけだし、休みの日は別に遊べるって。」

「ほんと…?やだからね、私のことほったらかしとか。」

「わかってるって笑」


友達にしては愛情が重いって言われる時もあるけど

私だって結莉のことは大切に思ってるし

こんな私のことをここまで好きでいてくれるのは、すごく嬉しい。


「ちなみに何曜と何曜なの?」

「えーっと、火曜と金曜だったかな。」

「火曜!?ねえそれ今日じゃん!えーー、やだ一緒に帰りたいーー。」


心の準備ができてないー、と泣きそうな顔をする彼女の頭を

私は苦笑いしながら撫でた。
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