きっとそれは幸せな夢だった
誰に似たのか

私は自分の決めたことは絶対にやり遂げたいし

できないことは言いたくない。

そんな自分は、自分自身で許せないのだ。


「あんまり無理しないでね?私は咲良の体が1番大事だと思ってるんだから。」

「ん、ありがと。心配しないで、また夜連絡するね?」

「そんなのいいからちゃんと寝て!」


じゃあね、と手を振る結莉に

私も同じように手を振って

もうそろそろ慣れた道を通って塾に向かった。
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