ワケありニートな年下ワンコを飼いました
洗面所の鏡を見ると、案の定メイクをしたままだった。当然ながら、ボロボロのひどい顔。
あぁ、最悪。肌が荒れてしまう。どれだけ疲れていても、必ず洗顔とスキンケアをして寝ていたのに。
私はまったく美人ではないし地味な顔立ちだけど、そのぶんメイクは映える。だからきちんと武装ができるように、肌の手入れには力を入れていた。
念入りにクレンジングをして、シャワーを浴びて、歯磨きもして、化粧水と美容液と乳液をしっかりつけた。
そして少し頭が冷静になってきたところで、またベッドルームへ戻る。すると、ガクくんがむくりと起き上がった。
「あれ~……彩女さん、ひとりでシャワーを浴びてきたんですか?」
目をこすりながら、残念そうに言われる。もう、どうしてこんなにかわいいの。
「えっ……と。ガクくんも、浴びる?」
「お借りしていいですか?」
「うん、あの……一応、新しいスウェットがあるから。着替えたかったら、それを……」
「ありがとうございます。じゃあ、お言葉に甘えて」
ガクくんは、上下とも服を着ている。お店で着ていた白いシャツに、黒のスラックス。やっぱり、なにもなかったのかな……いや、そんなわけないわよね。
あぁ、こんなことは初めてで、どうしたらいいのか分からない。
昨日の私は、一体どうしてしまったんだろう。初対面の男の子を家に連れ込むなんて。自分の行動が信じられない。昨晩に戻りたい。
あぁ、最悪。肌が荒れてしまう。どれだけ疲れていても、必ず洗顔とスキンケアをして寝ていたのに。
私はまったく美人ではないし地味な顔立ちだけど、そのぶんメイクは映える。だからきちんと武装ができるように、肌の手入れには力を入れていた。
念入りにクレンジングをして、シャワーを浴びて、歯磨きもして、化粧水と美容液と乳液をしっかりつけた。
そして少し頭が冷静になってきたところで、またベッドルームへ戻る。すると、ガクくんがむくりと起き上がった。
「あれ~……彩女さん、ひとりでシャワーを浴びてきたんですか?」
目をこすりながら、残念そうに言われる。もう、どうしてこんなにかわいいの。
「えっ……と。ガクくんも、浴びる?」
「お借りしていいですか?」
「うん、あの……一応、新しいスウェットがあるから。着替えたかったら、それを……」
「ありがとうございます。じゃあ、お言葉に甘えて」
ガクくんは、上下とも服を着ている。お店で着ていた白いシャツに、黒のスラックス。やっぱり、なにもなかったのかな……いや、そんなわけないわよね。
あぁ、こんなことは初めてで、どうしたらいいのか分からない。
昨日の私は、一体どうしてしまったんだろう。初対面の男の子を家に連れ込むなんて。自分の行動が信じられない。昨晩に戻りたい。